マーケットコメント


テクニカル分析

2024-01-11

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11日、日経平均は33年11ヵ月ぶりに35,000円台を回復、TOPIXは6日続伸で終了

11日、米国市場で、NYダウなど主要株価指数が揃って上昇して終えていたことや、為替市場で1ドル145円台後半まで円安が進んだことが買い材料となった。日経平均は小幅高で始まり、株価水準が切り上がると一旦売り物に押される場面があったが、直ぐに切り返して35,000円台に乗せて午前の取引を終えた。また、他のアジア市場で香港ハンセンや上海総合指数などが上昇していたことに加え、時間外の米国株の先物も上昇して推移していたことなどが買い安心感につながると、午後に入ってからも上げ幅を拡大し、35,157円をつけるなど715円高となる場面があった。その後は高値圏でのもみ合いとなり、1990年2月以来、33年11ヵ月ぶりとなる35,000円台に乗せて終えた。日経平均は4日続伸、TOPIXは6日続伸となっている。そうしたなか業種別では33業種すべてが値上がり。上昇率が高かったのは、輸送用機器、証券、商品、卸売、機械、保険、電気機器など。上昇率が低かったのは、サービス、海運、水産・農林、鉄鋼、陸運、空運、倉庫・運輸などとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、SMC、伊藤忠、日立、第一三共、ディスコなど27銘柄がたかった反面、値下がりは、ソシオネクスト、レーザーテックの2銘柄のみで、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は35,049円86銭、+608円14銭、TOPIXの終値は2,482.87ポイント、+38.39ポイント。プライム市場の売買高は概算で18億49百万株、同売買代金4兆7,912億円。
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