マーケットコメント


テクニカル分析

2023-11-30

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

30日、4営業日ぶりの反発、MSCIのリバランスの影響で商いが膨らみ高値引け

30日、今日の東京市場は4営業日ぶりの反発となった。朝方は米国株が小幅な値動きで終えていたことや、為替市場でドル円が147円を挟んだ値動きとなっていたことから小幅安で始まった。その後、先高期待と利益確定売りとで強弱が対立する格好となり、方向が定まらない値動きとなるなか、中国の11月製造業PMIが予想をわずかに下回る結果になったと伝わると、日経平均は下げ幅を広げて33,161円をつけるなど一時160円安となる場面があった。一方午後に入ってからは、為替市場で円高が一服していたことや時間外のNYダウ先物が上昇していたことが買い安心感につながると、値がさのハイテク株などに買いが入って指数を押し上げ、結局今日の高値で終えた。そうしたなか業種別では、海運、証券、商品、医薬品、電気機器、鉱業、金属製品など26業種が値上がり。値下がりは、紙・パルプ、サービス、水産・農林など7業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アドバンテスト、川崎汽船、日立など19銘柄が高かった反面、さくらインターネットが-5.74%、資生堂が-5.07%と下落が目立ち、栗田工業、パーソルHDなど11銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,486円89銭、+165円67銭、TOPIXの終値は2,374.93ポイント、+10.43ポイント。プライム市場の売買高は概算で23億66百万株、同売買代金5兆5,792億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)