マーケットコメント


テクニカル分析

2023-11-29

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29日、日米の金利低下や円高が嫌気され幅広い銘柄に売りが広がり3日続落

29日、FRB高官の発言を受け米長期金利が低下したことからドルが下落し、東京市場の売り材料となった。また東京時間でもドルの下落が続き、対円で一時146円66銭をつけるなど円高に振れると、日経平均は続落で始まったあと下げ幅を広げる展開となり33,179円をつけ229円安となる場面があった。その後円高は一服したものの、国内の長期金利が低下していたことから時価総額が大きな銀行株が売られるとともに、上値の重たさが嫌気されて幅広い銘柄に売りが出てTOPIXを押し下げ、一旦プラスに浮上した日経平均もマイナスに転じて3日続落で終えた。そうしたなか業種別では、輸送用機器、電気・ガス、サービス、情報・通信の4業種が値上がり。値下がりは、鉄鋼、銀行、海運、保険、鉱業、卸売など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、大正製薬HDが+16.01%、豊田自動織機が+6.11%、レーザーテックが+5.24%と上昇が目立ち、リクルートHDなど11銘柄が高かった反面、神戸製鋼所、セブン&アイHD、川崎汽船、みずほFGなど19銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,321円22銭、-87円17銭、TOPIXの終値は2,364.50ポイント、-12.21ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億68百万株、同売買代金3兆5,441億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)