マーケットコメント


テクニカル分析

2023-10-16

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16日、大幅続落、中東情勢の緊迫感の高まりや先週上昇の反動で656円安

16日、イスラム組織ハマスが実効支配するパレスチナ自治区ガザに対するイスラエルからの攻撃がエスカレートするのではないかといった警戒から、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は32,000円を割り込んで始まったあと、31,800円を挟んだもち合いが続いていたが、上昇して始まった香港ハンセンや上海総合指数がマイナスに転じて下げ幅を広げて午前の取引を終えていたことなどが嫌気されると、先物が下げ幅を広げて午後の取引が始まった。また、上値の重たさからさらに下げ幅を広げる展開となり、取引終了前には31,564円をつけるなど一時751円安となる場面があったが、買い戻しが入りわずかに下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、石油・石炭の2業種が値上がり。値下がりは、陸運、空運、サービス、ゴム、機械、不動産など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、良品計画が+8.91%と上昇が目立ち、INPEX、三井物産、日本製鐵の4銘柄が値上がり。値下がりは、アドバンテスト、日経レバレッジETF、東京エレクトロン、ダイキン工業など26銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,659円03銭、-656円96銭、TOPIXの終値は2,273.54ポイント、-35.21ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億54百万株、同売買代金3兆3,487億円。
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