マーケットコメント


テクニカル分析

2023-10-04

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4日、5日続落、米国株の大幅安を受け、前日の下落の流れが続き大幅安で終了

4日、米国の雇用動態調査が予想を大きく上回り、米長期金利が上昇したことから、NYダウなど主要指数が揃って下落して終えていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は31,000円割り込んで始まると、しばらくもみ合いが続いていたが、戻りの鈍さや香港ハンセン指数など、他のアジア市場が下落していたことから売り物が優勢になって午前の取引を終えた。また、午後に入ってから日銀によるETF買いへの期待で下げ幅を縮める場面があったが、買いが続かず30,487円をつけるなど一時750円安となり、そのまま今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、連日で33業種すべてが値下がりした。下落率が大きかったのは、輸送用機器、鉄鋼、銀行、電気・ガスで、4%を超える下落率だった。不動産、鉱業、その他金融、石油・石炭、証券、商品、卸売、海運、非鉄金属、建設も3%超の下落率となった。一方下落率が小さかったのは、精密機器、サービス、小売の3業種が1%未満の下落率となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、キーエンス、ネクステージの3銘柄が値上がり。値下がりは、メルカリ、三菱重工、ホンダ、三菱UFJFGが5%超の下落率となったほか、アドバンテスト、トヨタ自動車、日本製鉄、日本たばこ産業など27銘柄が安かった。日経平均株価の終値は30,526円88銭、-711円06銭、TOPIXの終値は2,118.89ポイント、-56.58ポイント。プライム市場の売買高は概算で20億29百万株、同売買代金4兆4,588億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)