マーケットコメント


テクニカル分析

2023-10-02

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2日、米政府機関閉鎖の回避や日銀短観の結果を受け上昇して始まるも3日続落

2日、週末の米国市場で政府系機関の閉鎖への警戒が高まっていたが、土壇場でつなぎ予算が可決したことや、取引開始前に発表された日銀短観が予想を上回る結果となったことが好感され、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は32,000円台を回復して始まったあと上げ幅を広げる展開となり、32,401円をつけるなど一時543円高となる場面があったが、高値もち合いで午前の取引を終えると、昼休み中に225先物が上げ幅を縮めたことを受け、午後に入ってからは株価水準を切り下げて取引が始まった。さらに225先物に断続的に売り物が出ると、13時半ごろには一瞬マイナスに沈んだあとしばらくプラス圏を維持していたが、値を保つことができず再びマイナスに沈んで安値引けとなった。TOPIXも安値引けとなっている。そうしたなか業種別では、銀行、海運、金属製品など8業種が値上がり。値下がりは、空運、石油・石炭、鉱業、陸運、小売りなど25業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、今日から日経平均に採用されたレーザーテックがトップで+1.56%となったほか、アドバンテスト、川崎汽船、ディスコ、SMCなど17銘柄が高かった反面、三菱重工、東京海上HD、任天堂など13銘柄が安かった。日経平均株価の終値は31,759円88銭、-97円74銭、TOPIXの終値は2,314.44ポイント、-8.95ポイント。プライム市場の売買高は概算で15億50百万株、同売買代金3兆7,015億円。
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