マーケットコメント


テクニカル分析

2023-09-28

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28日、大幅反落、午前の引けにかけて急落し日経平均は1ヵ月ぶりの32,000円割れ

28日、決算銘柄の配当落ち日となるなか、東京市場は反落して取引が始まった。日経平均は252円安で始まると、その後は強弱が対立して方向感のない値動きとなったが、午前の取引終了前に、経営再建中の中国不動産大手、恒大集団が香港市場で売買停止になったことや、取引が始まった香港ハンセン指数が下げ幅を広げていたことなどが伝わると、上値が重たかった225先物にまとまった売り物が出て急落し、日経平均も下げ幅を広げる展開となった。また、昼休み中も225先物の下落が止まらなかったことから、午後の取引開始直後に、日経平均は31,674円をつけるなど一時697円安となる場面があった。ただ、時間外のNYダウ先物がプラスで推移していたことなどから取引終了にかけて買い戻しが入り、下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では鉱業のみが値上がり。値下がりは、空運、倉庫・運輸、陸運、その他金融、保険、情報・通信など32業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、中外製薬、INPEX、ディスコなど7銘柄が値上がり。値下がりは、ソフトバンクG、信越化学、武田薬品など23銘柄となっている。日経平均株価の終値は31,872円52銭、-499円38銭、TOPIXの終値は2,345.51ポイント、-34.02ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億61百万株、同売買代金3兆9,872億円。
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