マーケットコメント


テクニカル分析

2023-08-28

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28日、大幅反発、日経平均は前週末の下げ幅をほぼ取り戻し、TOPIXは上回る

28日、注目されたジャクソンホールでのパウエルFRB議長の講演が波乱なく通過し、ナスダックが1%近い上昇率となっていたことなどが買い戻しにつながり、東京市場は大幅に反発して取引が始まった。日経平均は291円高で始まり、しばらくもち合っていたが、中国政府による取引活性化策を受け上海総合や香港ハンセン指数が大幅高で始まると、上げ幅を広げる展開となった。またドル円が146円台半ばで推移する場面があるなど、円安で推移していたことが機械や鉄鋼、輸送用機器など輸出関連株の物色につながり、取引終了前にかけて一段高となって32,205円をつけ581円高となったが、売り物に押されてわずかに上げ幅を縮めて終えた。一方で、TOPIXは前週末の下落幅を上回る上昇で終えたが、売買代金は活況の目安となる3兆円には届かなかった。そうしたなか業種別では、機械、石油・石炭、鉄鋼、ゴム、輸送用機器、電気機器、精密機器、鉱業など31業種が値上がり。値下がりは、空運、小売の2業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ジーエヌアイG(G)が+8.11%、レーザーテックが+7.42%と、ソシオネクストが+5.07%と、上昇が目立ったほか、ディスコ、ルネサスエレクトロニクス、ダイキン工業など27銘柄が値上がり。値下がりは、資生堂、日本航空、ソフトバンクGの3銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は32,169円99銭、+545円71銭、TOPIXの終値は2,299.81ポイント、+33.41ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億98百万株、同売買代金2兆8,936億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)