itrust アイトラストテクニカル分析講座2010

28日、日銀金融政策決定会合の結果発表を前に、一部報道でYCCの運用の柔軟化を議論すると伝わっていたこともあって、日経平均、TOPIＸとも5日移動平均線を下回り、小幅安で始まったあと金融政策の結果発表を前にボリンジャーバンドの－1σの水準でもち合いとなって午前の取引を終えた。また取引開始直前に結果が伝わると、買い戻されて小幅安となる場面があったが、買いが続かず、しばらくして下げ幅を広げる展開となった。さらに、日経平均、TOPIＸともに下げ幅を広げた場面では、ボリンジャーバンドの－1σを下回って、－2σに接近したがー2σを割り込まなかったことから買い戻しが優勢となり、下ヒゲ陽線を形成して終えた。そうしたなか、3指数揃って上向きの5日移動平均線と下向きの25日移動平均線を上回って終えており、休み明けの東京市場で、2本の移動平均線を上回ったまま維持できるかが注目される。
（インベストラスト会員向けコメントあり）