マーケットコメント


テクニカル分析

2023-07-07

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7日、連日の大幅安で4日続落、欧米株安や需給悪化懸念が重石

7日、6月米ADP雇用報告が予想を大幅に上回る結果となったことや、ISM非製造業景況感指数も予想を上回る結果となったことを受け、FRBによる積極的な利上げが継続して景気が悪化するとの見方が広がり、欧米株が下落して終えていたことが嫌気され、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は32,500円を割り込んで始まり、下げ幅を広げた場面では、32,327円をつけるなど一時445円安となったが、その後買い戻され下げ幅を縮めた。また、午後の取引開始早々には43円安まで下げ幅を縮めたが買いが続かなかったことに加え、ETFの分配金捻出と見られる売り物に押され、取引終了にかけて再び下げ幅を広げる展開となり、今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、海運、空運の2業種が値上がり。値下がりは、機械、不動産、輸送用機器、電気・ガス、証券、商品など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ソシオネクストが売買代金トップで+3.13%となったほか、商船三井、第一三共など5銘柄が高かった反面、エーザイ、丸紅、ホンダなど25銘柄が安かった。日経平均株価の終値は32,388円42銭、-384円60銭、TOPIXの終値は2,254.90ポイント、-22.18ポイント。プライム市場の売買高は概算で15億37百万株、同売買代金3兆8,131億円。
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