マーケットコメント


テクニカル分析

2023-06-29

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29日、まちまち。日経平均は午後に上げ幅を縮小、TOPIXは小幅反落で終了

29日、前日の大幅高の流れが続いたことに加え、パウエルFRB議長がECBフォーラムで、根強いインフレを抑制するため、今後も引き締めが必要という認識を示したことが材料視され、ドルが買われて144円台半ばまで上昇するなど、円安に振れていたことが午前の取引の押し上げ要因となった。日経平均は33,300円台に乗せて始まったあと、その後もじわじわと上げ幅を広げ、33,527円をつけるなど一時333円高となる場面があった。ただ、東証プライム市場全体では、値下がり銘柄数が値上がり銘柄数を上回っていたこともあって、午後に入ると急速に伸び悩み、前日比ほぼ変わらずの水準まで上げ幅を縮めた。その後精密機器や自動車などの輸出関連株が買われたことから持ち直したものの買いが続かず、一瞬マイナスに転じる場面があったが、結局小幅高で終える結果となった。そうしたなか業種別では、銀行、精密機器、電気機器、非鉄金属など8業種が値上がり。値下がりは、紙・パルプ、食料品、海運、ゴム、水産・農林など25銘柄となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、楽天Gが+5.16%と上昇が目立ち、日産自動車、ソシオネクスト、東京エレクトロンなど16銘柄が高かった反面、そーせいGが-26.48%と、下落が目立ち、日本たばこ産業、NTTなど14銘柄が安かった。日経平均株価の終値は33,234円14銭、+40円15銭、TOPIXの終値は2,296.25ポイント、-2.35ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億99百万株、同売買代金3兆9,036億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)