マーケットコメント


テクニカル分析

2023-06-14

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14日、4日続伸、米利上げ停止期待で日経平均は33,500円台を上回って終了

14日、注目された米5月CPIが前月から伸びが鈍化したことがFRBの利上げ停止期待につながり、米国株が上昇していたことが好感され東京市場も買い先行で始まった。日経平均は33,300円台でスタートしたあと、一旦売り物に押されたものの売り込む動きは見られず、狭いレンジでのもみ合いとなって午前の取引を終えた。一方午後に入ると、一部報道で、岸田首相が「内閣不信任案が16日に提出されれば、同日中に解散を表明することを検討している」と伝わったことから午後1時前になって先物買いが優勢となって株価水準が切り上がる展開となった。また、日経平均は2時半過ぎに33,665円をつけるなど一時646円高となる場面があったが、取引終了にかけて売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、輸送用機器、鉄鋼、非鉄金属、卸売、空運、銀行など31業種が値上がり。値下がりは、医薬品、電気・ガスの2業種のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、トヨタ自動車が+6.28%と上昇が目立ち、JFEHD、ソフトバンクG、三井物産など23銘柄が高かった反面、エーザイ、日経ダブルインバース、レーザーテックなど6銘柄が安く、変わらずが東京エレクトロンの1銘柄となっている。日経平均株価の終値は33,502円42銭、+483円77銭、TOPIXの終値は2,294.53ポイント、+29.74ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億48百万株、同売買代金4兆7,554億円。
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