マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-23

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

23日、半導体関連株の下落で日経平均は9営業日ぶり、TOPIXは8営業日ぶりの反落

23日、為替市場でドル円が138円台後半をつけるなど円安に振れていたことや、ナイトセッションの225先物が上昇していたことなどが取引開始時の買い材料となった。日経平均は31,200円台に乗せて始まると高値を切り上げ、31,352円をつけるなど一時265円高となったあと、少し伸び悩み31,200円台で午前の取引を終えた。一方午後に入ると12時35分過ぎごろに先物主導で売り注文が広がると、値がさの半導体関連株も下落するとともに指数もマイナスに転じ、31,000円を割り込んで258円安となる場面があったが、取引終了にかけて買い戻しが入り下げ渋って終えた。日中の変動幅が523円と大きかったことから商いが膨らんで3兆円を上回った。売買代金は3兆円を上回るのは8営業日連続。そうしたなか業種別では、紙・パルプ、証券、商品、海運、医薬品など9業種が値上がり。値下がりは、輸送用機器、鉄鋼、空運、陸運、その他製品など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ispace(G)が21.62%と、上昇が目立ち、リクルートHD、レーザーテック、ルネサスエレクトロニクスなど13銘柄が高かった反面、Abalance(S)が-11.93%と下落が目立ち、トヨタ自動車、東京エレクトロン、ソニーGなど17銘柄が安かった。日経平均株価の終値は30,957円77銭、-129円05銭、TOPIXの終値は2,161.49ポイント、-14.41ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億18百万株、同売買代金3兆7,601億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)