マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-22

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22日、日経平均は8日続伸で31,000円台に乗せ、33年ぶりの水準で終了

22日、週末の米債務上限引き上げを巡る協議で、バイデン政権と共和党との隔たりが大きかったことから中断し、楽観ムードが後退したことを受け、NYダウなど主要指数が下落して終えていたことや、前週末までの上昇ピッチの速さに対する警戒もあって、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は30,800円を割り込んで始まり、30,689円をつけるなど一時119円安となる場面があったが、取引開始早々に切り返すと、9時半過ぎには小幅なプラスに浮上し、小幅高で午前の取引を終えた。一方、午後に入ると、しばらく小幅高で推移していたが、午後2時半過ぎごろからドルが買われて137円台後半から138円台をつけるなど円安に振れたことが日経平均への寄与度が高い値がさのハイテク株の水準切り上げにつながり、31,000円台に乗せたあと今日の高値で終えた。TOPIXも高値引けとなっており、両指数ともに33年ぶりの水準を連日で更新して終えた。そうしたなか業種別では、保険、空運、陸運、水産・農林など29業種が値上がり。値下がりは、銀行、その他金融、精密機器、繊維など4業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、Abalance(S)が値幅制限いっぱいまで買われ+15.42%と上昇が目立ったほか東京海上HD、三菱重工、アドバンテスト、レーザーテックなど21銘柄が高かった反面、ルネサスエレクトロニクス、カバー(G)など9銘柄が安かった。日経平均株価の終値は31,086円82銭、+278円47銭、TOPIXの終値は2,175.90ポイント、+14.21ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億59百万株、同売買代金3兆0045億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)