マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-19

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19日、SOX指数の上昇や円安が支援材料となり、日経平均は高値を更新

19日、米長期金利が上昇してドル高が継続していたことや半導体関連株の値動きを示すSOX指数が3%超の値上りとなったことが東京市場の押し上げ材料となった。日経平均は30,800円台に乗せて始まり、上げ幅を広げて30,924円をつけるなど一時350円高になった。その後売り物に押されたあとにもち直して午前取引を終えたが、午後に入ると週末で利益確定売りが出やすかったこともあって上値が重たくなると、狭い値幅となるなか高値圏でもち合ったまま終えた。日経平均は7日続伸で21年9月17日につけた取引時間中の高値(30,795円78銭)を上回り、1990年8月1日以来、約33年ぶりの水準で終えた。TOPIXは6日続伸で1990年8月以来の高値で終えた。そうしたなか業種別では、精密機器、サービス業、機械、医薬品、化学、ゴム製品など15業種が値上がり。値下がりは、銀行、紙・パルプ、陸運、繊維、鉄鋼、空運など18業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、Abalance(S)が+18.23%、カバー(G)が+8.42%と上昇が目立ったほか、オリンパス、リクルートHDなど18銘柄が高かった反面、アドバンテスト、三菱UFJFG、三井住友FGなど12銘柄が安かった。日経平均株価の終値は30,808円35銭、+234円42銭、TOPIXの終値は2,161.69ポイント、+3.84ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億73百万株、同売買代金3兆4,097億円。
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