マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-18

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18日、債務上限引き上げへの合意に向けた期待や円安による値嵩株の上昇で大幅高

18日、今日の東京市場は大幅高で、日経平均は6日続伸、TOPIXは5日続伸となった。米債務上限引き上げを巡る協議が進展しているとバイデン大統領が発言したことが買い安心感につながり、米国株が1%を超す大幅高となっていたことや、半導体関連株の値動きを示すSOX指数が2.49%の上昇率となっていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は338円高で始まり、そのまま上げ幅を広げて30,667円をつけるなど一時573円高と、21年9月14日につけた30670円にあと3円まで迫る場面があったが、買いが一巡すると取引開始時の水準まで上げ幅を縮めたあと、もち直して午前の取引を終えた。また午後に入ると、時間外のダウ先物が小幅安で推移していたことや、為替市場でドル円の上昇が一服していたことなどから上値を買う動きは限定的となり、高値から93円ほど上げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、電気機器、精密機器、海運、機械、卸売、輸送用機器など22業種が値上がり。値下がりは、電気・ガス、紙・パルプ、陸運、水産・農林、食料品など11業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アドバンテストが+7.99%と上昇が目立ち、ソニーG、東京エレクトロン、ルネサスエレクトロニクスなど26銘柄が高かった反面、Abalance(S)が-19.63%と下落が目立ち、日経ダブルインバース、ソフトバンクG、NTTの4銘柄が安かった。日経平均株価の終値は30,573円93銭、+480円34銭、TOPIXの終値は2,157.85ポイント、+24.24ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億26百万株、同売買代金3兆8,007億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)