マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-17

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17日、値がさハイテク株の上昇が指数を押し上げ、1年8ヵ月ぶりに3万円台回復

17日、米債務上限引き上げに関する協議はまとまらなかったものの、米長期金利が上昇して円安に振れたことから値がさのハイテク株が買われて日経平均を押し上げた。日経平均は29,900円台に乗せて始まると、9時半過ぎには3万円台を1年8ヵ月ぶりに回復。その後、一旦売り物に押される場面があったが、買い優勢が続いて再び3万円台を回復すると徐々に高値を切り上げる展開となった。午後に入っても緩やかな上昇が続き、日経平均は一時30,115円をつけ、高値もち合いとなって取引を終えた。そうしたなか業種別では、空運、紙・パルプ、保険、陸運、銀行、情報・通信、その他製品、サービスなど17業種が値上がり。値下がりは、海運、石油・石炭、非鉄金属、鉄鋼、精密機器など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、カバー(G)が+9.14%と上昇が目立ち、ソフトバンクG、アドバンテスト、レーザーテックなど21銘柄が高かった反面、Abalance(S)が-22.66%と値幅制限いっぱいまで下落したほか、オリンパス、東京電力など9銘柄が安かった。日経平均株価の終値は30,093円59銭、+250円60銭、TOPIXの終値は2,133.61ポイント、+6.43ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億28百万株、同売買代金3兆3,542億円。
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