マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-16

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16日、SOX指数の上昇で半導体関連株が指数を押し上げ、商いも高水準で終了

16日、米イエレン財務長官が債務上限引き上げに関して協議が進んでいると発言したことを受け米国株が反発して終えていたことや、半導体関連銘柄の指標となるSOX指数が大幅高で終えていたことが東京市場の押し上げ要因となった。日経平均は29,800円に乗せて始まったあと、29,800円から29,900円の値幅で推移し、高値もち合いのまま午前の取引を終えた。また午後に入ってから株価水準を切り上げ、29,916円をつけるなど一時3万円まであと84円に迫る場面があった。ただ、バイデン大統領が対立する共和党の米下院議長と今晩会談するのを前に上値を買う動きは限定的となり、高値圏でもち合ったまま終えた。そうしたなか業種別では、電気・ガス、医薬品、電気機器、食料品、小売、倉庫・運輸、紙・パルプなど25業種が値上がり。値下がりは、海運、保険、ガラス・土石、輸送用機器など8業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、Abalance(S)が+24.67%と上昇が目立ち、アドバンテスト、ルネサスエレクトロニクス、東京エレクトロンなど20銘柄が高かった反面、日本郵政が-6.89%と下落が目立ち、スズキ、楽天G、第一生命HDなど11銘柄が安く、変わらずは1銘柄となっている。日経平均株価の終値は29,842円99銭、+216円65銭、TOPIXの終値は2,127.18ポイント、+12.33ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億04百万株、同売買代金3兆5,529億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)