マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-15

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15日、決算発表で売買が活発化するなか、先物主導で水準を切り上げ大幅続伸

15日、為替市場で円安が進み、1ドル135円台後半から136円台前半へと円安に振れたことが好感され、東京市場は先物主導で上昇して取引が始まった。日経平均は29,500円台に乗せて始まったあと、利益確定と見られる売り物におされて一旦上値が重たくなり、上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。一方午後に入ると、ドル円が136円台前半で推移するなど円安が進んだことが買い材料となったファーストリテイリングやダイキン、京セラなど、日経平均への寄与度が高い銘柄が買われて指数を押し上げ、今日のほぼ高値で終えた。そうしたなか業種別では、保険、その他金融、証券、商品、食料品など28業種が値上がり。値下がりは、精密機器、石油・石炭、紙・パルプ、海運、輸送用機器の5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、大阪チタニウムが+18.01%、SBI新生銀行は+8.55%と上昇が目立ち、資生堂、第一生命HDなど20銘柄が上昇した反面、楽天Gが-9.05%、Abalance(S)が-8.13%、オリンパスがー6.77%と値下がりが目立ち、東京エレクトロンなど9銘柄が安く、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は29,626円34銭、+238円04銭、TOPIXの終値は2,114.85ポイント、+18.46ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億48百万株、同売買代金3兆1,715億円。
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