マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-11

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11日、まちまち。決算発表の本格化で方向が定まらなかったものの商いは高水準

11日、注目された米4月消費者物価指数(総合)がわずかに予想を下回り、同長期金利が低下したことを受け、ドルが下落して円高に振れたことが東京市場の上値を押さえる要因となった。日経平均株価は小幅に反発して始まったが、買いが続かず、直ぐにマイナスに転じると下げ幅を広げ、29,028円をつけるなど一時93円安となる場面があった。ただ、業績発表が進むなか、売り込む動きは見られず、下げ渋って午前の取引を終えると、午後に入ってから再びプラスに浮上して午前の高値に迫ったが、為替市場でドル円が前日より1円程円高となる134円台前半で推移していたことが輸出関連株などの重石となり、結局小幅高で終える結果となった。そうしたなか業種別では、石油・石炭、鉱業、サービス、紙・パルプなど12業種が値上がり。値下がりは、非鉄金属、海運、倉庫・運輸、建設、ガラス・土石など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、Abalance(S)が+8.26%と上昇が目立ち、富士フイルムHD、ENEOSHDなど16銘柄が高かった反面、住友金属鉱山が-11.74%と下落が目立ち、花王、三菱重工業など14銘柄が安かった。日経平均株価の終値は29,126円72銭、+4円54銭、TOPIXの終値は2,083.09ポイント、-2.82ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億01百万株、同売買代金2兆9,627億円。
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