マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-10

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10日、米経済指標の発表を控え、利益確定と見られる売り物に押され反落して終了

10日、前日に年初来高値を更新するなか、米経済指標の発表を今晩に控え利益確定と見られる売り物に押されて取引が始まった。日経平均は小幅安で始まったあと、売りものに押されて徐々に下げ幅を広げる展開となり、29,100円を割り込む場面があった。また午後に入ってからは他のアジア市場が軟調に推移していたことや上値の重たさを嫌気した売りに押され、29,070円をつけるなど一時172円安となる場面があったが、売り込む動きは見られず、取引終了にかけてわずかに下げ幅を縮めて終えた。指数の値動きは限定的だったが業績発表で個別株の売買が活発となり、売買代金は連日で3兆円を上回った。そうしたなか業種別では、海運、倉庫・運輸、銀行など5業種が値上がり。値下がりは、鉄鋼、医薬品、食料品、水産・農林、ゴム、電気・ガスなど28業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、三菱重工業、Abalance(S)、ニトリHD、ロームなどの上昇が目立ち、三菱商事など10銘柄が高かった反面、三菱自動車が-9.83%、日本製鐵が-8.69%と下落が目立ち、塩野義製薬、第一三共など19銘柄が安く、変わらずが1銘柄となっている。日経平均株価の終値は29,122円18銭、-120円64銭、TOPIXの終値は2,085.91ポイント、+11.64ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億15百万株、同売買代金3兆1,877億円。
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