マーケットコメント


テクニカル分析

2023-05-08

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8日、下落、寄与度の高い銘柄が売られ日経平均は大幅安となるも、TOPIXは小幅安

8日、大型連休中の海外市場で5日の米国市場は大幅反発で終えていたものの、東京市場は高値圏で推移していることから売り先行となり、小幅安で始まった。その後日経平均は下げ幅を縮め、TOPIXは小幅高とプラスに転じる場面があったが、買いが一巡すると売り物に押される展開となった。また、為替市場でドル円が連休の谷間の2日と比較して2円ほど円高に振れていたことが輸出関連株の上値の重石となったことや、指数への寄与度が高い銘柄が売られて下げ幅を広げる展開になると、午後に入ってからも下げが止まらず、日経平均は28,931円をつけるなど一時226円安となる場面があった。また取引終了にかけて買い戻しが入ったものの戻しきれず、3営業日ぶりに29,000円を割り込み、今日の安値圏で終えた。日経平均は5営業日ぶりの反落、TOPIXは小幅続落となっている。そうしたなか業種別では、空運、紙・パルプ、海運、鉄鋼、建設など19業種が値上がり。値下がりは、鉱業、銀行、化学、石油・石炭、保険、医薬品など14業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、資生堂、ファーストリテイリング、第一三共など15銘柄が安く、ソシオネクストが+6.91%と上昇が目立ち、メルカリ、日本航空、日本郵船、日本たばこ産業など15銘柄が高かった。日経平均株価の終値は28,949円88銭、-208円07銭、TOPIXの終値は2,071.21ポイント、-4.32ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億89百万株、同売買代金2兆9,924億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)