マーケットコメント


テクニカル分析

2023-04-26

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

26日、米銀行に対する金融システム不安が再燃し、東京市場も3日ぶりの反落

26日、米物流大手UPSの業績見通しが冴えなかったことに加えファースト・リパブリック・バンクの大幅な預金流出を受け、景気後退や金融システムへの不安が再燃し、NYダウなど主要指数が大幅に下落して終えていたことが東京市場の売り材料となった。日経平均は28,500円を割り込んで始まり、売り一巡後は下げ幅を縮めて午前の取引を終えたが、午後に入って上値の重たさが嫌気されたことに加え、ドルが売られ133円50銭近辺まで下落していたことなどから先物主導で売り直され、日経平均は28,319円をつけるなど一時300円安となる場面があった。取引終了にかけて下げ渋ったものの28,500円を割り込んで終えた。そうしたなか業種別では、建設、食料品、不動産、鉱業の4業種が値上がり。値下がりは、銀行、証券、商品、機械、電機機器、海運、保険など29業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、Abalance(S)が+11.24%と、上昇が目立ち、東京ガス、アサヒGHなど9銘柄が高かった反面、Arent(G)が-14.18%、シマノが-11.64%と下落が目立ち、レーザーテック、アドバンテスト、三井住友FG、ファナックなど21銘柄が安かった。日経平均株価の終値は28,416円47銭、-203円60銭、TOPIXの終値は2,023.90ポイント、-18.25ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億09百万株、同売買代金2兆7,267億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)