マーケットコメント


テクニカル分析

2023-04-10

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10日、続伸して始まったものの上値が重く、午後に様子見ムードが広がり2兆円割れ

10日、前週末の雇用統計の結果を受け、米長期金利が上昇傾向となっていたことから為替市場でドルが早朝から買われ、132円台に乗せていたことが買い材料となった。日経平均は先物主導で続伸して始まり、27,737円をつけるなど一時219円高となる場面があったが、買いが一巡すると徐々に上値が重たくなり、上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また午後に入ってからはユーロ圏の主な市場が休場となることや、時間外のダウなどの先物が弱含んでいたことなどから様子見ムードが広がり、上げ幅を縮めたまま横ばいで推移して終えた。また売買代金は連日で2兆円を下回った。そうしたなか業種別では、海運、そのタイ製品、鉱業、保険、ゴムなど30業種が値上がり。値下がりは、紙・パルプ、倉庫・運輸、ガラス・土石の3業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、アースインフィニティが+10.05%、住信SBIネット銀行が+9.83%、Abalanceが+7.46%と、上昇が目立ったほか、任天堂、日本郵船など23銘柄が高かった反面、サイフューズ(G)の下落が目立ち、ソフトバンクG、ファナック、アドバンテストなど7銘柄安かった。日経平均株価の終値は27,633円66銭、+115円35銭、TOPIXの終値は1,976.53ポイント、+11.09ポイント。プライム市場の売買高は概算で8億20百万株、同売買代金1兆9,114億円。
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