マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-27

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27日、米国株の上昇が好感され3営業日ぶりに反発するも商いは減少して低水準

27日、米金融システムに対する警戒がくすぶるなか、ユーロ圏の銀行株にも警戒が広がり、週末に下落して終えていたものの、米国株の続伸が好感され東京市場は買い先行で取引が始まった。日経平均は27,400円台後半で始まり、その後一旦売り物に押されわずかなマイナスに沈む場面があったが、売り込む動きは見られず徐々に買いが優勢となった。また、午後に入ってからも買いが続き27,543円をつけるなど一時158円高となる場面があったが、他のアジア市場で上海総合や香港ハンセンなどが下落していたことや、今晩の欧米市場への警戒もあって薄商いのなか、取引終了間際に売り物に押され上げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、陸運、卸売、不動産、ゴム、空運、医薬品など25業種が値上がり。値下がりは、銀行、鉱業、電気機器など8業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ハルメクHDが-9.75%、SHINKOが-6.56%と下落が目立ち、ANYCOLOR、東京エレクトロン、ソニーGなど20銘柄が安く、JR東海、KDDI、川崎汽船、商船三井など9銘柄が高く、変わらずはカバー1銘柄のみとなっている。日経平均株価の終値は27,476円87銭、+91円62銭、TOPIXの終値は1,961.84ポイント、+6.52ポイント。プライム市場の売買高は概算で9億66百万株、同売買代金2兆2,884億円。
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