マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-23

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23日、小幅反落、米国株安を受け反落して始まるも下げ幅を縮小して終了

23日、注目された米FOMCで、予想通り0.25%の利上げが発表されたものの、イエレン財務長官が「預金保険の対象拡大について検討されていない」と発言したことが金融システム不安の再燃につながり、NYダウなど主要指数が1.6%を超す下落率となっていたことが東京市場の下落要因となった。日経平均は233円安で始まり、下げ幅を広げて290円安となる場面があったが、時間外のNYダウ先物がプラス圏で推移していたことが下支えとなって買い戻しが優勢となった。ただ、為替市場でドル円が130円台前半で推移するなど、円高に振れていたことが輸出関連株の重石となり、日経平均は、結局小幅安で終えた。そうしたなか業種別では、非鉄金属、サービス、ゴム、空運、石油・石炭など17業種が値上がり。値下がりは、保険、医薬品、精密機器、銀行、情報・通信など16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ANYCOLORが値幅制限いっぱいまで買われ+17.83%と上昇が目立ち、リクルートHD、アドバンテストなど9銘柄が高かった反面、武田薬品、KDDI、キーエンスなど19銘柄が安く、変わらずが商船三井など2銘柄となっている。日経平均株価の終値は27,419円61銭、-47円00銭、TOPIXの終値は1,957.32ポイント、-5.61ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億41百万株、同売買代金2兆4,742億円。
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