マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-20

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20日、一時プラスに浮上する場面があるも金融不安が払しょくされず大幅反落

20日、取引開始前に、クレディ・スイス・グループを同国の金融最大手UBSが買収すると伝わったことや、日米欧など6中央銀行が協調して市場へのドルの供給を拡充すると伝わったことが下支えとなり、日経平均は小幅なマイナスで始まったあと一時プラスに浮上する場面があった。ただ、プラスに浮上したのは一瞬だけでその後は再び売り物に押されてマイナスに転じ、下げ幅を広げる展開となった。午前中、銀行株もマイナスで始まったあとすぐにプラスに浮上して推移していたが、値を保つことができず徐々に上げ幅を縮め、11時前にはマイナスに沈むと、午後に入ってからは銀行株の下落に加え、時間外のダウ先物がプラスからマイナスに転じて下げ幅を広げていたことなどが先物の売りにつながり、日経平均、TOPIXともに今日の安値で終えた。そうしたなか業種別では33業種すべてが値下がり。海運、倉庫・運輸、不動産、陸運、空運、その他金融などの下落率が大きく、石油・石炭、非鉄金属、ゴム、食料品、電気機器などの下落率が小さかった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、レーザーテックが-5.77%と下落が目立ち、川崎汽船、商船三井、りそなHD、日本郵船など25銘柄が安かった反面、日経ベア2倍、日経ダブルインバース、ゆうちょ銀行、日本電産など5銘柄が高かった。日経平均株価の終値は26,945円67銭、-388円12銭、TOPIXの終値は1,929.30ポイント、-30.12ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億60百万株、同売買代金2兆9,764億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)