マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-13

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13日、大幅、米銀の相次ぐ破綻を受け大幅安となるも預金保護の発表を受け下げ渋り

13日、週末に米銀の破綻が報道されたことや、日本時間の取引開始前にも別の銀行の破綻の報道があり、東京市場は売り先行で始まり、下げ幅を広げる展開となった。日経平均は26,631円をつけるなど一時512円安となる場面があった。一方、早朝の為替市場では円高に振れて133円台をつけていたが、米財務長官、FRB議長、FDIC総裁の共同声明で、破綻した銀行の預金者を完全に保護すると発表したことが伝わると、ドル円が一気に買い戻される展開になるなか、株式市場は上値の重たい値動きが続いた。また午後に入っても上値の重たい値動きが続いていたが、取引終了間際に日銀によるETF買いが入り下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、海運、鉱業の2業種が値上がり。値下がりは銀行、保険、証券、商品、紙・パルプ、その他金融など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、川崎汽船、商船三井、日経ダブルインバース、レーザーテックなど9銘柄が値上がり。値下がりは、みずほFG、りそなHD、三井住友FGなど21銘柄となっている。日経平均株価の終値は28,832円96銭、-311円01銭、TOPIXの終値は2,000.99ポイント、-30.59ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億77百万株、同売買代金3兆1,285億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)