マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-10

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10日、米国株の大幅安が売り材料となり6営業日ぶりの大幅反落で終了

10日、FRBによる積極的な利上げに対する警戒に加え、SVBフィナンシャルグループの経営不安で米国株が大幅安となったことが東京市場の売り材料となった。日経平均は237円安で始まり、しばらくもち合ったあと下げ幅を広げて28,300円を割り込んだが、日銀金融政策決定会合の結果発表を控え下げ渋って午前の取引を終えた。また昼休み中に日銀金融政策決定会合の結果が現状維持と伝わると、水準を切り上げて始まったものの時間外のNYダウ先物が下げ幅を広げたのと連動する形で225先物にまとまった売りが出ると、さらに下げ幅を広げ504円安となったあと今日のほぼ安値で終えた。そうしたなか業種別では、ゴム、紙・パルプの2業種が値上がり。値下がりは、銀行、海運、保険、証券、商品、小売、サービスなど31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、りそなHDが-7.47%、日本郵船、ソフトバンクG、三菱UFJFGなど28銘柄が安かった反面、エーアイ(G)が+9.84%、日経ダブルインバースが+3.44%と、2銘柄が高かった。日経平均株価の終値は28,143円97銭、-479円18銭、TOPIXの終値は2,031.58ポイント、-39.51ポイント。プライム市場の売買高は概算で16億93百万株、同売買代金4兆1,566億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)