マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-08

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

8日、4日続伸、TOPIXは連日で昨年来高値を更新、日経平均は9月13日以来の水準

8日、パウエルFRB議長が議会証言で、今後の経済指標の結果次第では利上げを加速させる用意があると発言したことを受け、NYダウなど主要3指数は1%を超す下落率となり、東京市場もこれを嫌気して売り先行で始まった。日経平均は28,232円をつけるなど一時76円安となる場面があったが、為替市場でドル円が137円台をつけ円安に振れていたことが輸出関連株の下支となって直ぐに切り返すと、プラスに浮上して午前の取引を終えた。一方午後に入ると、インバウンドや国内のリオープンなどへの期待で内需関連株価が買われ、じわじわと上げ幅を広げる展開となって午前の高値を上回り、日経平均は28,469円をつけ160円高となったあと、今日の高値圏で終えた。そうしたなか業種別では、陸運、小売、不動産、ゴムなど24業種が値上がり。値下がりは、鉱業、非鉄金属、石油・石炭、証券、商品など9業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ダイワ通信が+14.65%と上昇が目立ち、東邦チタニウム、ファーストリテイリング、大阪チタニウムなど15銘柄が高かった反面、日産自動車、リクルートHD、日経ダブルインバースなど14銘柄が安く、三井住友FGが変わらずとなっている。日経平均株価の終値は28,309円16銭、+71円38銭、TOPIXの終値は2,044.98ポイント、+8.49ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億06百万株、同売買代金2兆7,202億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)