マーケットコメント


テクニカル分析

2023-03-01

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1日、米国株安を受け売り先行で始まるも切り返し、小幅高で終了

1日、米主要3指数が揃って下落して2月の取引を終えていたことを受け、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は27,305円をつけるなど一時140円安となる場面があったが、売りが一巡すると下げ渋る展開となるなか、10時半過ぎに発表された中国の製造業、サービス業PMIが予想を上回ったと伝わると買い戻しが優勢となり、わずかにプラスに浮上して午前の取引を終えた。また午後に入ってからは、時間外のNYダウ先物が下げ幅を縮めていたことや他のアジア市場で香港ハンセン指数や上海総合指数が大幅高となっていたことが下支えとなり、じわじわと上げ幅を広げ、今日の高値圏で終えた。そうしたなか業種別では、鉱業、鉄鋼、非鉄金属、卸売、石油・石炭など19業種が値上がり。値下がりは、精密機器、海運、医薬品、小売など13業種、変わらずが空運のみとなっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、味の素が+9.31%と上昇が目立ち、安川電機、ゆうちょ銀行、三井物産など19銘柄が高かった反面、MONOAITECHNOLOGY(G)が-5.25%と下落が目立ち、HOYA、日本郵船、商船三井など11銘柄が安かった。日経平均株価の終値は27,516円53銭、+70円97銭、TOPIXの終値は1,997.81ポイント、+4.53ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億29百万株、同売買代金2兆7,883億円。
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