マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-27

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27日、まちまち。米国株安を受け下落して始まるも、買い戻されTOPIXは続伸

27日、米国株の下落を受け、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は取引開始後に下げ幅を広げて27,292円をつけるなど一時160円安となる場面があったが、売りが一巡すると、為替市場でドル円が136円台前半をつけるなど円安に振れて推移していたことが下支えとなって買い戻された。また、時間外のNYダウ先物がプラスで推移していたことも買い戻しにつながって下げ幅を縮めると、一瞬プラスに浮上した。ただ、買いが続かなかったことに加え、他のアジア市場が下落していたことが重石となって積極的に上値を買う動きが見られず、日経平均は小幅安で終えたが、TOPIXは鉄鋼など時価総額が大きなセクターが買われ続伸して終えた。そうしたなか業種別では、鉄鋼、証券、商品、建設、その他金融、紙・パルプなど27業種が高かった反面、情報・通信、そのタイ製品、小売、ゴムなど6業種が値下がり。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日本電解(G)が⁺15.63%と上昇が目立ち、ファナック、日本製鉄、ルネサスエレクトロニクスなど18銘柄が高かった反面、東京通信が-6.8%と下落が目立ち、Abalance(S)、レーザーテック、ソフトバンクGなど12銘柄安かった。日経平均株価の終値は27,423円96銭、-29円52銭、TOPIXの終値は1,992.78ポイント、+4.38ポイント。プライム市場の売買高は概算で9億88百万株、同売買代金2兆2,986億円。
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