マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-17

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17日、米国株の大幅安が嫌気され反落となり、日経平均は一時27,500円を割れ

17日、米1月卸売物価指数が予想を上回ったことからインフレへの警戒が高まり、FRBによる利上げの継続が意識されたことに加え、連銀総裁のタカ派発言などが嫌気され米国株が大幅安となったことを受け東京市場にも売りが広がった。日経平均は27,500円を下回って始まり、27,466円をつけるなど一時229円安となる場面があったが、直ぐに切り返すと買い戻しが優勢となった。ただ27,608円まで戻したものの時間外のダウやナスダック先物がマイナス圏で推移していたことに加え、半導体関連株で構成されるSOX指数が2%を超す下落で終えていたことが日経平均への寄与度の高い値がさの半導体関連株の下落につながり、結局今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、ゴム、鉄鋼、繊維、水産・農林、紙・パルプなど16業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、サービス、電気機器、鉱業、石油・石炭など17業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄ではイー・ディー・ビー(G)が-17.94%、キャンバス(同)が-17.85%と下落が目立ち、メルカリ、リクルートHDなど18銘柄が安かった反面、ブリヂストン、三菱ケミカルG、アサヒGHDなど12銘柄が高かった。日経平均株価の終値は27,513円13銭、-183円31銭、TOPIXの終値は1,991.93ポイント、-9.16ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億13百万株、同売買代金2兆6,692億円。
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