マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-15

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

15日、先物主導で続伸して始まるも値を保つことができず反落で終了

15日、警戒された米1月消費者物価指数の結果が市場予想を上回ったものの、米国株の反応はまちまちで、東京市場の反応も取引開始時とその後で大きく変化した。取引開始時はナイトセッションの225先物が上昇していた流れが続き、日経平均は続伸して始まり27,720円をつけるなど一時117円高となる場面があったが、直ぐに売り物に押される展開になった。また上げ幅を縮めると、10時半過ぎにはマイナスに沈んでさらに下げ幅を広げる展開となった。午後に入ってからは他のアジア市場が下落していたことに加え、時間外のダウ先物もマイナス圏で推移していたことが重石になると、27,444円をつけて午前の安値を下回ったが、取引終了にかけて買い戻しが入りわずかに下げ幅を縮めて終えた。そうしたなか業種別では、保険、鉄鋼、銀行、ガラス・土石、非鉄金属など9業種が値上がり。値下がりは、サービス、精密機器、不動産、機械、卸売など24業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、円谷フィールズHDが+16.24%、シチズン時計が+9.19%、楽天Gが+7.70%と上昇が目立ち、東京海上HD、ルネサスエレクトロニクス、日本たばこ産業など16銘柄が高かった反面、イーディービーが-9.18%、シマノが-6.5%と下落が目立ち、リクルートHD、SMCなど14銘柄が安かった。日経平均株価の終値は27,501円86銭、-100円91銭、TOPIXの終値は1,987.74ポイント、-5.35ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億87百万株、同売買代金2兆7,304億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)