マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-13

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13日、米長期金利の上昇が嫌気され、ハイテク株中心に売られるも下げ渋り

13日、週末の米国市場で、ミシガン大学消費者信頼感指数の結果が予想を上回ったことに加え1年先の予想インフレ率も前月から上昇したことを受け、米長期金利が上昇したことからナスダック総合など金利に敏感なグロース株が下落した。この流れが東京市場でも引き継がれる格好となり、日経平均は売り先行で始まり、しばらくもみ合ったあとハイテク株が下げ幅を広げる展開となった。また、下げ幅を広げた場面では日経平均は27,266円をつけるなど一時404円安となる場面があったが、買い戻しが優勢となって午前の取引を終えると、午後に入ってからは日本時間の明日夜に発表される米1月消費者物価指数を前に膠着感が強まり、売買も大幅に減少して終えた。日経平均は反落、TOPIXは7営業日ぶりの反落となっている。そうしたなか業種別では、鉱業、海運、鉄鋼、石油・石炭など12業種が値上がり。値下がりは、精密機器、電気機器、金属製品、その他製品など21業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では三井松島HDが+14.63%、神戸製鋼所が+6.38%と上昇が目立ち、INPEX、ホンダなど13銘柄が高かった反面、東京エレクトロン、資生堂、メルカリ、オリンパスなど17銘柄が安かった。日経平均株価の終値は27,427円32銭、-243円66銭、TOPIXの終値は1,977.67ポイント、-9.29ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億59百万株、同売買代金2兆6,670億円。
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