マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-10

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10日、好決算が支えとなり日経平均は4営業日ぶりの反発、TOPIXは6日続伸で終了

10日、米国市場で長期金利の上昇が嫌気され、NYダウなど主要3指数が揃って下落して終えていたものの、東京市場は値がさのハイテク株が好決算を発表して上昇して始まったことや、今日がSQ算出日となることから思惑的な売買も膨らむ格好となった。取引開始時は前日の終値付近でスタートしたものの、東京エレクトロンが好決算と株式分割を発表したことが好感されると買い気配となり指数を押し上げた。また、日経平均は先物主導で買いが入ると、27,814円をつけるなど一時229円高となる場面があった。ただ、10時半過ぎに上昇が一服すると、午前中に買われていた値がさ株が伸び悩んで上値が重たくなったことに加え、昼休み中に225先物が利益確定と見られる売り物に押されて上げ幅を縮めたことが指数の重石となり、日経平均、TOPIXともに上げ幅を縮めて終える結果となった。またSQ値(27,779円75銭)も下回って終えている。そうしたなか業種別では、鉄鋼、保険、その他製品、銀行、機械、紙・パルプなど18業種が値上がり。値下がりは、石油・石炭、不動産、空運、鉱業、サービス、金属製品など15業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄ではルネサスエレクトロニクスが+14.69%と上昇が目立ち、日本製鉄、東京エレクトロンなど18銘柄が高かった反面、リクルートHD、メルカリ、レーザーテックなど11銘柄が安く、NTTが変わらずとなっている。日経平均株価の終値は27,670円98銭、+86円63銭、TOPIXの終値は1,986.96ポイント、+1.96ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億96百万株、同売買代金3兆4,509億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)