マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-09

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9日、米国株安を受け下落して始まり、日経平均は3日続落、TOPIXは5日続伸

9日、朝方の東京市場は、NYダウなど主要株価指数がFRB当局者のインフレ抑制に向けた一段の引き締めを示唆する発言を受け下落して終えていたことが重石となり、売り先行で取引が始まった。日経平均は27,500円を割り込んで始まり、27,424円をつけるなど一時181円安となる場面があったが、売りが一巡すると下げ幅を縮める展開となった。また午後に入ってからは、時間外のNYダウ先物がプラス圏で推移していたことに加え、午後1時15分ごろ、注目されたトヨタ自動車の決算が発表され、減益だったもののコンセンサスを上回ったことが好感されてプラスに浮上すると、市場全体に買いが優勢となって日経平均、TOPIXともにプラスに浮上するなど強含んだ。ただ、日経平均は売り物に押されて値を保つことができず3日続落で終えた。そうしたなか業種別では、繊維、ガラス・土石、非鉄金属、その他製品など21業種が値上がり。値下がりは、電気・ガス、ゴム、陸運など12業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄ではセガサミーHDが+10.21%と上昇が目立ち、AGC、住友金属鉱山など18銘柄が高かった反面、メルカリが-9.56%と下落が目立ち、富士フイルム、東京エレクトロンなど11銘柄が安く、三井住友FGは変わらずとなっている。日経平均株価の終値は27,584円35銭、-22円11銭、TOPIXの終値は1,985.00ポイント、+1.03ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億43百万株、同売買代金2兆5,791億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)