マーケットコメント


テクニカル分析

2023-02-02

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2日、日経平均は続伸、TOPIXは4日続落で物色対象が分かれる

2日、注目された米FOMCで、市場の予想通り0.25%の利上げが発表されたことに加え、パウエルFRB議長が会見で、インフレが緩和し始めているとの認識を示したことから利上げ停止が近いとの見方が広がり、ナスダック総合指数など金利に敏感なグロース株が買われたことを受け、東京市場は買い先行で始まった。日経平均は取引が始まって直ぐ125円高となる場面があったが、米長期金利が低下してドル円が128円台半ばをつけるなど円高に振れたことから輸出関連株が売られたことや、金利上昇による収益改善期待で買われていた銀行などの金融セクターが下落したことが上値を押さえる要因となり、日経平均はプラスを維持したものの上げ幅を縮め、TOPIXは4日続落で終える結果となった。そうしたなか業種別では、電気機器、証券、商品、精密機器、機械など6業種が値上がり。値下がりは、保険、石油・石炭、鉱業、空運、卸売、繊維など27業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日立、レーザーテック、アドバンテスト、東京エレクトロンなど15銘柄が高く、住友化学が-8.47%と下落が目立ち、三菱商事、三井住友FG、三菱UFJFGなどが安かった。日経平均株価の終値は27,402円05銭、+55円17銭、TOPIXの終値は1,965.17ポイント、-7.06ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億96百万株、同売買代金2兆8,939億円。
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