マーケットコメント


テクニカル分析

2023-01-13

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13日、6営業日ぶりの反落、円高とファーストリの下落が日経平均を大きく押し下げ

13日、米12月CPIがインフレスピードの鈍化を示す結果となったことや、米長期金利が低下したことが好感され、NY市場ではダウなど主要3指数が揃って上昇していたものの、ドル円が128円台をつけ円高に振れたことが東京市場の上値を押さえる要因となった。日経平均は58円安で始まったあと下げ幅を広げる展開となった。また、売りが一巡したあと一旦買い戻される場面がったが、日経平均への寄与度が高いファーストリテイリングの下落が続いたことが指数を押し下げたことに加え、国内の長期金利がイールドカーブ・コントロールの上限を突破したことが円買いにつながり、1ドル129円前後で推移していたことが輸出関連株の売り材料になると、日経平均は取引終了にかけて下げ幅を広げ今日のほぼ安値で終えた。一方、TOPIXは長期金利の上昇を受け銀行株に買いが入り、下落は限定的となった。そうしたなか業種別では、銀行、鉄鋼、空運、証券、商品など11業種が値上がり。一方値下がりは、輸送用機器、精密機器、食料品、ゴム、その他製品、情報・通信など22業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、MONOAITECHNOLOGY(G)が⁺22.45%と上昇が目立ったほか、セブン&アイHD、レーザーテック、東京エレクトロンなどが高かった。一方値下がりは、ファーストリテイリングが-7.95%と下落が目立ち、日経レバレッジETF、トヨタ自動車、ソフトバンクGなどとなっている。日経平均株価の終値は26,119円52銭、-330円30銭、TOPIXの終値は1,903.08ポイント、-5.10ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億79百万株、同売買代金3兆4,556億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)