マーケットコメント


テクニカル分析

2023-01-05

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5日、米国株高が好感され買い先行で始まるも押し返され、上値は限定的

5日、前日の大幅安の反動に加え、米国株が上昇して終えていたことが買い戻しにつながり、東京市場は反発して取引が始まった。日経平均は買い先行で始まると、上げ幅を広げた場面では25,947円をつけるなど一時230円高となる場面があったが、景気後退への懸念が根強く、買いが一巡すると上げ幅を縮める展開となった。一方、公表されたFOMCの議事要旨で内容がタカ派的だったことから為替市場でドルが買われ、対円で132円台半ばまで上昇していたことに加え、半導体関連株の値動きを示すSOX指数が、2%を超す上昇で終えていたことなどが日経平均への寄与度の高い値がさのハイテク株の買いにつながり、取引終了にかけてもち直して終えた。そうしたなか業種別では、ガラス・土石、電気機器、サービス、金属製品など16業種が値上がり。値下がりは、保険、銀行、空運、鉱業など17業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ELEMENTS(G)が+18.15%、マイクロ波化学(同)が+7.18%と上昇が目立ち、メルカリ、東京エレクトロン、リクルートHDなどが高かった反面、第一三共、三井住友FG、みずほFG、三菱重工業などが安かった。日経平均株価の終値は25,820円80銭、+103円94銭、TOPIXの終値は1,868.90ポイント、-30.00ポイント。プライム市場の売買高は概算で11億28百万株、同売買代金2兆5,881億円。
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