マーケットコメント


テクニカル分析

2022-12-16

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16日、大幅続落、米国の景気後退懸念とハイテク株の下落が指数を押し下げ

16日、欧州主要国の中央銀行が揃って利上げを決定するなか、米経済指標で予想を下回る結果が相次ぎ、米国景気のリセッション入りが意識されNYダウなどの主要指数やハイテク株の動きを示すSOX指数が大幅安となっていたことが嫌気された。日経平均は345円安で始まり、しばらくもち合いが続いていたが、上値の重たさが嫌気されると、午後に入ってさらに売り物が優勢となった。また日経平均への寄与度が高い値がさのハイテク株などが午前の安値を下回って下げ幅を広げたことも指数を押し下げ562円安となるなか、今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では、海運、不動産の2業種が値上がり。値下がりは、非鉄金属、その他金融、機械、電気機器、紙・パルプ、卸売など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、日経ダブルインバース、川崎汽船、東芝、商船三井、日本郵船の5銘柄が値上がり。値下がりは、ANYCOLOR(G)が-13.27%と下落が目立ち、メルカリ、レーザーテック、東京エレクトロンなどが安かった。日経平均株価の終値は27,527円12銭、-524円58銭、TOPIXの終値は1,950.21ポイント、-23.69ポイント。プライム市場の売買高は概算で13億84百万株、同売買代金3兆4,268億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)