マーケットコメント


テクニカル分析

2022-12-15

  • カテゴリ一覧に戻る
  • マーケットコメント一覧へ戻る

15日、FOMC後の米国株の下落や中国経済への不安で3営業日ぶりの反落

15日、注目されたアメリカのFOMCの結果が市場の予想通り0.5%の利上げとなったものの、来年末の政策金利予想の中央値が9月時点の4.6%から5.1%に上方修正され、これを嫌気したアメリカ株の下落が東京市場の売り材料となった。日経平均は28,000円を割り込んで始まり、27,987円をつけるなど一時168円安になる場面があったが、その後急速に買い戻されプラスに浮上したものの買いが続かず、マイナスに沈んで午前の取引を終えた。また、11時過ぎに発表された中国の経済指標が予想を下回ったことも投資家心理の悪化につながると、午後に入ってから売り物に押される展開となり、結局今日の安値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、鉱業、海運、倉庫・運輸、石油・石炭など15業種が値上がり。値下がりは、サービス、電気機器、精密機器、金属製品、化学、食料品、保険など18業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ビジョナル(G)が-10.82%と下落が目立ち、SMC、レーザーテック、キーエンスなどが安かった反面、マイクロ波化学(G)が⁺13.99%と上昇が目立ち、三菱重工、メルカリ、東邦チタニウムなどが高かった。日経平均株価の終値は28,051円70銭、-104円51銭、TOPIXの終値は1,973.90ポイント、-3.52ポイント。プライム市場の売買高は概算で9億13百万株、同売買代金2兆2,437億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)