マーケットコメント


テクニカル分析

2022-12-01

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1日、5営業日ぶりの反発となるも、日経平均、TOPIXともに伸び悩み安値引け

1日、注目されたパウエルFRB議長の講演で、次回FOMCでの利上げペースの減速を示唆したことが好感され、NYダウなど主要指数が大幅高で終えていたことが東京市場の買い材料となった。日経平均は300円高で始まり、上げ幅を広げると28,423円をつけるなど一時454円高となる場面があった。ただ、買いが一巡すると徐々に上値が重たくなったことに加え、時価総額が大きな保険や銀行などの業種が下落し、TOPIXの上値が重たかったことから日経平均も伸び悩む展開となった。また午後に入ってからは国内の材料不足で膠着感の強い値動きとなるなか売り物に押され、今日の安値で終えた。そうしたなか業種別では、電気機器、化学、精密機器、医薬品など14業種が値上がり。値下がりは、不動産、保険、電気・ガス、銀行、陸運など19業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、メルカリ、レーザーテック、アドバンテストなどが高かった反面、三菱重工、任天堂、三菱商事、三井住友FGなどが安かった。日経平均株価の終値は28,226円08銭、+257円09銭、TOPIXの終値は1,986.46ポイント、+0.89ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億44百万株、同売買代金3兆1,404億円。
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