マーケットコメント


テクニカル分析

2022-11-17

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17日、まちまち、半導体関連株の下落で日経平均は終日上値の重たい値動き

17日、国内の主力企業の決算発表が終了し、材料不足となるなか米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが、需要の落ち込みを理由に半導体の供給を減らすと伝わったことが悪材料視され、日経平均株価の下落要因となった。日経平均は28,000円を割り込んで始まり、27,910円をつけるなど一時118円安となったが、売りが一巡すると買い戻されて一瞬プラスに浮上するなど、底堅さを見せる場面もあった。ただ、日経平均への寄与度が高い半導体関連株が下落したままで指数の上値を押さえたことに加え、陸運など朝方高かった業種が上げ幅を縮めたことから、午後に入ってからも上値の重たい値動きが続き、日経平均は3日ぶりの反落、TOPIXは小幅な反発で終える結果となった。そうしたなか業種別では、陸運、空運、不動産、その他金融、水産・農林など22業種が高かった反面、非鉄金属、鉱業、電気機器、卸売業、鉄鋼、石油・石炭など11業種が安かった。また全市場の売買代金上位30銘柄では、レーザーテックが-8.44%と下落が目立ち、大阪チタニウム、ローム、アドバンテスト、東京エレクトロンなどが安かった反面、マイクロ波化学が+10.01%と上昇が目立ち、日本郵政、三井住友FG、オリンパスなどが高かった。日経平均株価の終値は27,930円57銭、-97円73銭、TOPIXの終値は1,966.28ポイント、+2.99ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億69百万株、同売買代金2兆8,010億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)