マーケットコメント


テクニカル分析

2022-10-28

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28日、続落、米ハイテク株の下落が重石となり、日経平均は一時27,000円割れ

28日、米国市場で決算発表を受け、ナスダックやS&P500が続落で終えていたことが嫌気されると、東京市場も売り先行で始まった。日経平均は27,000円付近でスタートして下げ幅を広げ、一時26,981円をつけるなど346円安となる場面があったが、売りが一巡すると日銀金融政策の結果発表を控え切り返す展開となり、今日の高値圏で午前の取引を終えた。一方昼休み中に大規模緩和の維持が伝わると、材料出尽くしとなったことに加え、時間外のナスダック先物が安かったことや香港ハンセン、上海総合指数が下げ幅を広げていたことが上値を重たくし、取引終了にかけて下げ幅を広げて終えた。そうしたなか業種別では、輸送用機器、陸運、サービス、ゴムなど10業種が値上がり。値下がりは、海運、精密機器、鉱業、非鉄金属、電気機器など23業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、バンク・オブ・イノベーション(G)が+19.05%と上昇が目立ったほか、オリエンタルランド、アドバンテスト、トヨタ自動車などが高かった反面、ファナックの下落が目立ち、日立、ファーストリテイリングなどが安かった。日経平均株価の終値は27,105円20銭、-240円04銭、TOPIXの終値は1,899.05ポイント、-6.51ポイント。プライム市場の売買高は概算で24億10百万株、同売買代金5兆7,689億円。
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