マーケットコメント


テクニカル分析

2022-10-24

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24日、3営業日ぶりの反発、米国株高を好感して始まるも外部環境の悪化で上げ幅縮小

24日、FRBの当局者から近く利上げペースを緩めるべきとの声が出ているとWSJが伝えたことが材料となり、先週末のNYダウなど主要指数が大幅高で終えていたことが好感され、東京市場も大幅に反発して始まった。日経平均は27,000円台を回復して始まり、しばらくもち合いが続いたあと27,308円をつけるなど一時418円高となる場面があったが、買いが一巡すると売り物に押されて伸び悩む展開となり、上げ幅を縮めて午前の取引を終えた。また昼休み中の他のアジア市場で、香港ハンセン指数が5%近い下落率となったことに加え、上海総合指数も軟調に推移していたことから東京市場も売り物に押される展開となり、上げ幅を縮めるとともに27,000円台を維持できずに終えた。そうしたなか業種別では、海運、非鉄金属、ゴム、機械、電気機器、保険など17業種が値上がり。値下がりは、不動産、陸運、小売、紙・パルプなど16業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ブレイド(G)が⁺9.83%と上昇が目立たったほか、商船三井、川崎汽船、ルネサスエレクトロニクス、日本郵船などが高かった反面、神戸物産、ファーストリテイリング、NTT、日経ダブルインバースなどが安かった。日経平均株価の終値は26,974円90銭、+84円32銭、TOPIXの終値は1,887.19ポイント、+5.21ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億03百万株、同売買代金2兆6,027億円。
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