マーケットコメント


テクニカル分析

2022-10-20

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20日、金利の上昇と米株安が嫌気され、3日ぶりの反落で終了

20日、FRBによる積極的な利上げが継続するとの見方から米長期金利が上昇したことや、NYダウなど主要指数が反落して終えていたことが嫌気され、東京市場は売り先行で始まった。日経平均は27,000円を割り込んで始まると、徐々に下げ幅を広げる展開となるなか他のアジア市場もマイナス圏で推移していたことが重石になり、26,872円をつけるなど一時384円安となる場面があった。一方午後に入ると、一部報道で、「中国が入国者に対する隔離期間の短縮を議論している」と伝わり、経済活動が活発になるとの期待から、先物に散発的な買いが入って下げ幅を縮めたことに加え、上海総合指数がマイナスからプラスに転じたことなどが材料となって買いが入ったが、上値が重く戻しきれずに終える結果となった。そうしたなか業種別では、空運、鉱業、銀行、ゴムなど7業種が値上がり。一方値下がりは、精密機器、ガラス・土石、海運、金属製品、非鉄金属など26業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、レーザーテック、ダブル・スコープ、日経ダブルインバース、NTT、日本航空、全日空などが高かった反面、HOYA、ルネサスエレクトロニクス、東京エレクトロン、川崎汽船、ファーストリテイリングなどが安かった。日経平均株価の終値は27,006円96銭、-250円42銭、TOPIXの終値は1,895.41ポイント、-9.65ポイント。プライム市場の売買高は概算で10億44百万株、同売買代金2兆5,453億円。
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