マーケットコメント


テクニカル分析

2022-09-29

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29日、大幅反発、長期金利の低下を受け米国株が上昇して終えていたことを好感

29日、イングランド銀行が金融市場安定化のために英長期国債の一時的な買い入れを発表したことが米国債の買いにつながり、10年債利回りが低下するとNYダウなど主要株価指数が大幅高で取引を終えた。また米国債の金利低下と株価の上昇が好感され、配当や優待の権利落ち日となる東京市場も買い先行で始まった。日経平均はプラスで始まると上げ幅を広げて26,450円をつけるなど一時276円高となる場面があったが、買いが一巡すると上げ幅を縮めて午前の取引を終えるなど、売り物に押される展開となった。ただ、他のアジア市場が上昇していたことに加え、取引時間外のNYダウ先物がプラス圏で推移していたことなどが買い安心感につながると取引終了にかけてもち直し、今日の高値圏で終える結果となった。そうしたなか業種別では、医薬品、繊維、陸運、鉱業、サービスなど28業種が値上がり。値下がりは、海運、鉄鋼、銀行、電気・ガスなど5業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、ANYCOLOR(G)が+15.69%と上昇が目立ったほか、塩野義製薬、日経レバレッジETF、NTTなどが高かった反面、日本郵船が-15.82%、商船三井13.02%、川崎汽船が-6.74%と下落が目立ったほか、日経ダブルインバース、日本製鉄などが安かった。日経平均株価の終値は26,422円05銭、+248円07銭、TOPIXの終値は1,868.80ポイント、+13.65ポイント。プライム市場の売買高は概算で14億03百万株、同売買代金3兆 2,455億円。
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