マーケットコメント


テクニカル分析

2022-09-14

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14日、予想を上回る米CPIで利上げ幅の拡大予想が広がり、5営業日ぶりの大幅反落

14日、注目された米8月CPIが前月よりも伸びは鈍化したものの予想を上回ったことを受け、今月のFOMCで1%の利上げ予想が広がったことが売り材料となってNYダウが今年最大の下げ幅となったことや、ナスダック総合が5%を超す下落率となっていたことが嫌気され、東京市場も大幅安で始まった。日経平均は売り気配で始まった銘柄が多かったこともあって481円安でスタートしたあと、さらに下げ幅を広げる展開となった。日経平均は27,795円をつけるなど一時818円安となる場面があったが、売りが一巡すると買い戻しが入って下げ幅を縮めて午前の取引を終えた。一方午後に入ると上値の重たさが嫌気され、時間外のダウなどの米先物がプラスで推移していたにもかかわらず買いが入らず、取引終了にかけて下げ幅を広げて今日の安値圏で終えた。そうしたなか業種別では空運、鉱業の2業種が値上がり。値下がりは、ゴム、電気機器、精密機器、化学、サービス、機械など31業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、値上がりは、日経ダブルインバース、三井ハイテックなど3銘柄のみだったのに対して、値下がりは日経レバレッジETF、キーエンス、ソフトバンクG、ファナック、リクルートHD、リクルートHDなどとなっている。日経平均株価の終値は27,818円62銭、-796円01銭、TOPIXの終値は1,947.46ポイント、-39.11ポイント。プライム市場の売買高は概算で12億00百万株、同売買代金3兆620億円。
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