マーケットコメント


テクニカル分析

2022-09-12

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12日、3日続伸、値がさのハイテク株やインバウンド関連が指数を押し上げ

12日、前週末の米国株が3日続伸となるなか、ハイテク株の比率が高いナスダック総合が2%を超す上昇率となっていたことや、週末に日本政府が入国者数の上限を撤廃する方向で調整中などと伝わっていたことが好感され、東京市場の買い材料となった。日経平均は値がさのハイテク株やインバウンド関連株が買われて上げ幅を広げると、28,612円をつけるなど398円高となる場面があったが、買いが一巡すると売り物に押され上げ幅を縮めた。午後に入ってからは商いが盛り上がらなかったこともあって28,500円を挟んだ狭いレンジでの値動きとなり、そのまま28,500円台で終えた。そうしたなか業種別では、陸運、空運、精密機器、小売、不動産、その他製品など26業種が値上がり。値下がりは、鉱業、電気・ガス、海運、水産・農林など7業種となっている。また全市場の売買代金上位30銘柄では、東京通信が+20.91%と値幅制限いっぱいまで買われたほか、メルカリ、資生堂、JR東日本などが高かった反面、日経ダブルインバース、日本郵船、川崎汽船などが安かった。日経平均株価の終値は28,542円11銭、+327円36銭、TOPIXの終値は1,980.22ポイント、+14.69ポイント。プライム市場の売買高は概算で9億25百万株、同売買代金2兆1,699億円。
(インベストラスト会員向けコメントあり)